先生のリアル経験談

管理人は先生ですが、そんな話題もそうでない話題も、私が経験したリアルを書くことで、少しでもそれに興味を持った人に役立つことを目的としたブログです。

教師を目指している方に知ってほしいお金の話

私が小学校の教員免許を取ったのは通信教育でだった。

 

だからなのか、そもそも考えていなかったからなのかわからないが、給料に関しては

「公務員やしそれなりにいいやろ」

くらいしか考えてなかった。実際働き始めてからも正直違和感なく過ごしていた。

(お金に無頓着すぎたかもしれないが・・・)

 

ん?と思い始めたのは働き方改革が世間で言われるようになってからだった。

 

夜遅くまで働かなくていいけど給料が減るのは辛い的な話を聞いて疑問に思ったのだ。

 

その頃私は大体7時20分から21時くらいまで学校にいたのだが、残業代というシステムを理解していなくて、先輩教員に軽い感じで聞いてびっくりしたのを覚えている。

 

そもそも教員の給料には残業代が含まれているので、どれだけ働こうが給料に反映されないということになっているというのだ。

 

つまり教員は定額働かせ放題に加入している訳である。

 

確かに基本的に貰える額は少なくないのかもしれないが、働いていたらいつか必ず

「定時で帰ったあの先生と22時まで教材研究している自分の給料は変わらない・・・」

という現実について考えてしまうことになると思う。

 

さらに休日に研修があるかもしれないし、何かの発表に当たるとそれに時間を取られるがそれでも給料は全く変わらない。

 

そんなことを気にせず、やりがいを優先できるならいい仕事だと思う。

 

もちろん上にも書いたように、基本給が少ないわけではないので、あくまでも頑張った分の上乗せがないという事実が少々不満なだけなのだが・・・

 

なる前に調べとけと言われたらそれまでですが、これから教員になっていく人が、内容+給与面でも充実した仕事だと感じてもらえたらと思います。

 

まとめると

・基本給は安くはないし(何もしなくても)上がっていく

・残業代は定額でみんな同額

・何か当番に当たったり、発表のためにものすごく時間がかかったとしてもボーナス的なものは0

 

ってことを言いたかった気がする。

 

現実を知った上で、職業を選んでくれますように。